次女が中学校3年生の時の自由研究です。
観葉植物の不思議な力について、自由研究で取り組みました。
長女と次女の自由研究レポート16通の最後です。
娘二人が小学校2年生~中学校3年生までの8年間、ダブった時期もあるので、通算で10年間、一緒に自由研究に取り組みました。
自由研究のテーマで何を取り組んでい良いか悩むと思いますが、我家では、娘達が疑問に思った事を一つに絞って、8年間掘り下げてきました。
自由研究と言えば、塩の結晶、スライム等、マニュアル的な本からの引用のテーマが多いのですが、娘達の研究テーマはある意味斬新で新鮮でした。
それを8年間も続ける子供はほとんどいないので、小田原市の校長賞、教育長賞を何度もいただきました。
賞をいただいて、展示会に行って分かった事は、いつも同じ子供が入選している事です。
そして、をの子供のお父さんは、高校の理科の先生、化学会社の技術者が多かったです。
ある意味お父さんの戦いでもあった気がします。
でも、展示会に行って、子供達の声を聴いていると、毎年、我家の娘達の自由研究を楽しみにしている子供もいることが分かりました。
自由研究に取り組んだ10年間は、テーマを考えたり、夏休みの暑い時間に作業をしたり、仕事の合間に実験内容を考えたりと大変でしたが、今振り返ると、楽しかった思い出です。
娘達にとって、自由研究が役に立ったか分かりませんが、長女は大学で生物、大学院で薬学を専攻し、今は化粧品会社の研究開発者をしています。
そして、次女は小学校の先生になり、学校教材を作るのが大好きです。忙しいと言いながらも、子供達のために工夫をして、楽しみながら教材を作っています。
自由研究は、日常のちょっとした疑問から始まります。まずは”問い”を持つ事です。
今は疑問を持つ事が少なくなっているかもしれません。親御さんも忙しくて、子供のちょっとした疑問に気づかないかもしれません。
でも、間違いなく疑問を持ち、”問い”を持ち、それを解決するために考え、検証して、結論を出して、次につなげていく。
このサイクルはより良い人生を歩むために大切な事だと思います。
私は、還暦を過ぎて62歳ですが、大人の自由研究の真っただ中におります。自由研究は尽きる事はありません。
疑問は増えるばかりです。人生でどれだけ解決できるか分かりませんが、このプロセスは楽しくて仕方がありません。