紙切り昆虫

今から、40年以上前の小学校4年生の夏休みに、テレビで紙を紙切昆虫を紹介していました。

なんか出来そうだったので、昆虫図鑑を見ながら、折紙を使って、何種類か昆虫を切ってみました。それを画用紙に貼って、夏休みの自由研究の宿題にしました。それが、始まりです。

それから、思い出したように暇に任せて、紙切り昆虫を40年以上続けてきました。今では紙を二枚重ねて切って、立体的にする技を身に付けました。カブトムシ、クワガタ、カマキリ等、小学生の頃に良く捕まえた昆虫は図鑑を見ないでも簡単に作ることができます。寝起きでもすぐに作れます。

紙で昆虫を作っていると、昆虫ってすごいなぁーって思います。体は小さいですが、人間の大きさだったたら、ものすごく五感が発達していると思います。カブトムシは少しおデブさんですが、飛べるんですね。アリさんは、自分よりも何十倍も大きな餌を引きづっていきます。ミツバチは何キロも離れたところから花の蜜を感知します。

人間は五感が昆虫よりも劣っている分、創造することで、科学技術を進歩させ、便利な物を作る事で、進歩してきました。

パスカルが「人間は考える葦である」と言ったように、人間が考えなくなったら、人間でなくなってしまうと思います。人間に代わってAIが全て考えるようになったら、人間は他の生物よりも非常に弱い生き物になってしまう気がします。

そんなことをついつい考えてしまいます。

なので、人間が手先を使って色々考えながら物を作ることは脳にも良いと思います。私もボケ防止のために暇に任せて昆虫を作っていきたいと思います。

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